プレッソ・ルキナ(小さなインプレ)

FUJIYAMA

2006年05月16日 22:00

(タックルの話題)

女房がダイワの管理釣り場ロッド、プレッソルキナ60ULを購入。

先に使っていたロッドが気に入らず、自分の釣りに合わせたロッドを物色し、最終的にはデザインで選んだもの。なんだデザインかよ。



管理釣り場で使うには、こりゃまあまあ良い竿です。入門〜サブロッドとしてもお勧め。

どっちかと言うと掛ける竿かも。トゥイッチも楽でしょう。

以下に簡単ではありますがインプレを書き留めておきます。

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■ブランク

2ピースですがOne & Half として2分割したバットの方が短い設計。

ハリがありながら適度なねばりもあり、うたい文句のなんでも来いのバーサタイルな感じが出ていると思います。

ハリ&ねばり感はカーボン86%、グラス14%のバランスのなせる技でしょうか。上手い味付けだと思います。

掛けた後に魚をいなす能力も十分。

ルアーウエイト0.8〜3gの表示ですが、他社を含めた管理釣り場用ロッドの中では多少硬めに感じるかも知れません。(あくまで感覚的な硬さです)



それもあって、どっちかと言えば掛けに使いたいアクションかも知れません。

乗せるタイプじゃあ、あんましなさげ・・・ミノーは使いやすいかも。

投げても掛けてもタイトでソリッドな感触は、それが好みの人には好印象でしょう。

ソリッド感と言ってもそれはブランクがソリッドなのでなく、あくまで感じです。実際にはチューブラーのブランクです。

なかなか感度も良好。

振り抜いた後のブレは押さえが効いております。

そうそう、竿がタイトでソリッドな感じなので、リールも金属ボディーの物の方がバランスいいと思いますよ。

女房曰く、「この竿にはリールも硬くなくちゃいかん」

私も確かにそうだと思いました。が、まあそこは好みの問題。

アクションに関する追記

掛け竿=チップアクション

これはもう昔の常識かも知れません。

このロッドはチップアクションではないですが、明らかに掛けに行けます。そして掛かった後はブランク全体が大変よく働きます。

掛けを目的にチップアクションを作ったものの、バットはただの棒のようなロッドがありますが、プレッソ・ルキナはそうなっていないのがエライという感じ。

バットがただの棒になるロッドを作ってしまい、それで良いと思っている人は、リールのドラッグを緩め気味にしているそうです。

私は「なんか違うくねーか?」と思ってますが。


■ガイド

トータル8個のSiC&ステンレス。このフレームがチタンになればもっとシャープな雰囲気になるのだろうと思いますが、まあこの価格の範囲の妥協点なのでしょう。

チタンフレームになったらルキナでなく、まんまプレッソになっちゃいますし。



この8個という多めなガイド数は、ブランクの性質と相まってタイト&ソリッド感を演出するのに一役買っていることと思われます。いわゆるニューガイドコンセプトです。

ガイドのラッピング部コーティングが不必要にちょっとぼってりと分厚い感じがあるかなあ。あんまし職人技を感じません。



しかし拡大画像を見ると、2重ラッピングかも。

これは最初にブランクにスレッドを巻き付け、そこにガイドの足を置いてさらにスレッドで固定する方式かも知れません。よって分厚く見えるのかも。(実際のところは不明です)


■グリップ

6フィートのロッドとしては多少長目で、今流行の管理釣り場専用としては標準的な方でしょうか。

トラウトロッドと言えば、もとは渓流用にグリップが短い物が主流なのですが、管理釣り場用ロッドはゴルゴ13構えをすることもあり、その計算上では多少グリップが長いというロッドも少なくないですね。

ダイワのこのロッドもその辺の読みがあってのグリップ長と思われます。

ロッド全体の重量が100gと、同クラスとしては軽い方ではありません。もしかするとグリップエンドにバランサー付きかも。




■トータル

実売価格18,000円程度としては十分に納得。性能十分。初心者でも上手くトラウトを釣ることができるでしょう。



ベテランが使うとすれば、道具のせいで釣れなかったとは言わせないだけのレベルにあると思います。

あとはデザインの好みでしょうか。

女性と若い人にはウケがよいでしょう。

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