ラインコート剤の話(ビギナー編)
ラインコート剤の話(ビギナー編)
ラインコート剤というのは、まあだいたい以下のような効能があります。
●抜群の糸スベリ性を発揮するために、竿のベタツキを防ぎ、
糸サバキ効果がよくなり飛距離も大幅にアップします。
特に雨の日には効果絶大です。
●水中での摩擦抵抗が極限するため、アタリを敏感にキャッチ
します。
小型のスプレー缶で非常に重宝するのですが・・・
こと管理釣り場では私の場合これを使いません。
今回は「使わないという話です」
なぜそうなのか?
ラインコート剤というのは、まあだいたい以下のような効能があります。
●抜群の糸スベリ性を発揮するために、竿のベタツキを防ぎ、
糸サバキ効果がよくなり飛距離も大幅にアップします。
特に雨の日には効果絶大です。
●水中での摩擦抵抗が極限するため、アタリを敏感にキャッチ
します。
小型のスプレー缶で非常に重宝するのですが・・・
こと管理釣り場では私の場合これを使いません。
今回は「使わないという話です」
なぜそうなのか?
■魚種とタックルによって考えを変える
私は管理釣り場や渓流以外の多くの釣りでラインコート剤を当然のように使っていました。
確かに効能書きの通りの効果はあるのです。特に、PEラインやフロロカーボンのラインをスピニングリールで使うには非常に重宝するのです。
PEラインは大変へにゃへにゃでコシが無く、簡単に竿にべたつき、ふとしたきっかけで絡み付きやすい性質がラインコート剤でさばきやすくなります。
フロロカーボンラインはすぐにゴワガワ感が強くなりやすく、ラインコート剤を使っておけばリンスした髪のような状態にすることができました。これは釣ってる途中でも気になればスプレーしてました。
ことによってはこのように役立ちはします。
このラインコート剤の根本的な特質は、「撥水性(はっすいせい)」と「滑り」ですね。
撥水性とは水をはじく性質。
管理釣り場のタックルのラインについても「滑り」の部分はあっても良いのですが、「撥水性」のアップが邪魔をすることがあるのです。
■釣り方によっては撥水性が邪魔をする
ラインでアタリを取る方法に、「ウエットスラック(wet slack)を使う」というのがあります。
ウエットスラックとは直訳すると「濡れたたるみ」とでもなるのでしょうか?
キャストしたルアーを巻き取るとき、ロッドチップからラインの入水点までの間のラインは、自重で下向きにたるんでいます。
このラインが「ウエット」すなわち濡れていると光に反射してラインの様子が見やすいのです。
「たるんだラインが跳ね上がる」なんてのは典型的なアタリですね。
ですから、ウエットスラックを使ってアタリを取るとき、キャストしてルアーが着水すると同時に、出ているライン全体を水に浸け、また持ち上げるというロッド操作をすることがあります。
まあ、わざわざラインを水にひたさなくとも自然に適度に濡れているものです。
ラインに適度に細かい水滴が着いていると大変見やすいのですが、逆に撥水性が良すぎると水が着かず、ラインを目視しにくくなるのです。
そこで、ラインコート剤で撥水しすぎるラインでは十分にはウエットスラックが使えないということになります。
■うまれつきの撥水性はある
しかしながら、管理釣り場で使うようなナイロンラインのほとんどは、なんらかの方法である程度は撥水性を持っています。
表面にコーティングがあるもの。撥水剤となるものを最初から素材に混ぜ込んでいるものなどです。
しかしこの撥水性もそのラインを使い始めてすぐに効果は薄らぎます。
ロッドのガイドやリールのラインローラーの摩擦、水に含まれている不純物などで最初の撥水性はそれほど長続きするものではりません。
ですから、新品のラインとはいえ、ウエットスラックを使うのに大変困るといったことは起こりません。
■ナイロンラインの吸水性と伸び
管理釣り場でもっともポピュラーに使われるナイロンラインですが、ある程度の撥水加工があるにせよ、使いはじめれば水を吸います。
ナイロンが吸水すると引っ張る力に対して伸び率が増加するのですが、これが適度だと大変つごうのよい状態となります。
管理釣り場では特別な用途を除いては伸び率の少ないフロロでなくナイロンラインを使います。
その理由のひとつとして「適度な伸び率」が上げられます。
この「伸び」は適度なクッションとなり、ショートバイトをはじきにくく、そしてファイト中には「切れにくい」ということにもなるのです。
このように、ナイロンラインの適度な吸水性は、管理釣り場においてはプラスに働くこともあるのです。
ですから、ラインコート剤の売りである撥水性の維持は、こと管理釣り場で使用するナイロンラインに対してはプラス要素にならないということもあるのです。
でもまあウエットスラックを用いないという場合ならその限りではありません。
私は管理釣り場や渓流以外の多くの釣りでラインコート剤を当然のように使っていました。
確かに効能書きの通りの効果はあるのです。特に、PEラインやフロロカーボンのラインをスピニングリールで使うには非常に重宝するのです。
PEラインは大変へにゃへにゃでコシが無く、簡単に竿にべたつき、ふとしたきっかけで絡み付きやすい性質がラインコート剤でさばきやすくなります。
フロロカーボンラインはすぐにゴワガワ感が強くなりやすく、ラインコート剤を使っておけばリンスした髪のような状態にすることができました。これは釣ってる途中でも気になればスプレーしてました。
ことによってはこのように役立ちはします。
このラインコート剤の根本的な特質は、「撥水性(はっすいせい)」と「滑り」ですね。
撥水性とは水をはじく性質。
管理釣り場のタックルのラインについても「滑り」の部分はあっても良いのですが、「撥水性」のアップが邪魔をすることがあるのです。
■釣り方によっては撥水性が邪魔をする
ラインでアタリを取る方法に、「ウエットスラック(wet slack)を使う」というのがあります。
ウエットスラックとは直訳すると「濡れたたるみ」とでもなるのでしょうか?
キャストしたルアーを巻き取るとき、ロッドチップからラインの入水点までの間のラインは、自重で下向きにたるんでいます。
このラインが「ウエット」すなわち濡れていると光に反射してラインの様子が見やすいのです。
「たるんだラインが跳ね上がる」なんてのは典型的なアタリですね。
ですから、ウエットスラックを使ってアタリを取るとき、キャストしてルアーが着水すると同時に、出ているライン全体を水に浸け、また持ち上げるというロッド操作をすることがあります。
まあ、わざわざラインを水にひたさなくとも自然に適度に濡れているものです。
ラインに適度に細かい水滴が着いていると大変見やすいのですが、逆に撥水性が良すぎると水が着かず、ラインを目視しにくくなるのです。
そこで、ラインコート剤で撥水しすぎるラインでは十分にはウエットスラックが使えないということになります。
■うまれつきの撥水性はある
しかしながら、管理釣り場で使うようなナイロンラインのほとんどは、なんらかの方法である程度は撥水性を持っています。
表面にコーティングがあるもの。撥水剤となるものを最初から素材に混ぜ込んでいるものなどです。
しかしこの撥水性もそのラインを使い始めてすぐに効果は薄らぎます。
ロッドのガイドやリールのラインローラーの摩擦、水に含まれている不純物などで最初の撥水性はそれほど長続きするものではりません。
ですから、新品のラインとはいえ、ウエットスラックを使うのに大変困るといったことは起こりません。
■ナイロンラインの吸水性と伸び
管理釣り場でもっともポピュラーに使われるナイロンラインですが、ある程度の撥水加工があるにせよ、使いはじめれば水を吸います。
ナイロンが吸水すると引っ張る力に対して伸び率が増加するのですが、これが適度だと大変つごうのよい状態となります。
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その理由のひとつとして「適度な伸び率」が上げられます。
この「伸び」は適度なクッションとなり、ショートバイトをはじきにくく、そしてファイト中には「切れにくい」ということにもなるのです。
このように、ナイロンラインの適度な吸水性は、管理釣り場においてはプラスに働くこともあるのです。
ですから、ラインコート剤の売りである撥水性の維持は、こと管理釣り場で使用するナイロンラインに対してはプラス要素にならないということもあるのです。
でもまあウエットスラックを用いないという場合ならその限りではありません。
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