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管理釣り場でトラウトを釣る

管理釣り場でのトラウトフィッシングの知識とテクニック、タックルの話題。管理釣り場入門から出口まで、そんなブログ。

カコイイ、国際規格だ!(ビギナー向け)

   

■I.G.F.A CLASS の表示があるライン

I.G.F.A CLASS

見た事ありますよね、ラインのラベルの表示。

これがあると、何かすごい「良さげ」に見えるのは不思議です。

なんでこんな表示があるかと言えば、それは、なにか由緒(ゆいしょ)正しいラインに見えて良く売れるから・・・ではないです・・いや、ある意味そうだと思うけど。

それでもまあ、なにせある意味「国際的に通用する規格」ではあります。

これってなんだろなー?

この表示の意味を先に暴露し、ユーザーとしてはどう考えるか書いてみました。

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例えばあるラインのラベルに以下のように表記されていたとしましょう。

3LB   I.G.F.A CLASS

これが意味するのは・・・・

「このラインは3ポンド以内の引っぱり加重で必ず切断されます」

です。

「あれ、3ポンドの重さに耐えられます、じゃねーの??なんとなく」

違うんだなー、逆に切れるんです。


なんで「表記のポンド数で切れてくれる」必要があるか、それはI.G.F.Aの「ラインクラス」という部門に記録を申請するときに、使ったラインがそうでなければイケナイということがあるんですね。

IGFA:International Game Fish Association

I.G.F.Aつーのはまあ、大物記録などを世界的に公式な物として登録できる機関ですね。

その中で「ラインクラス」というのは、「○○lbのラインで○○lbの魚を釣りました」というクラスのことですね。

例えば、「3lbのラインで10lbのニジマスを釣りました!」って具合に使用ラインの細さ自慢ができるということです。

ですからまあ、3lb表記があれば3lb以内で本当に切れてくれるラインでなければ、このクラス設定の意味がなくなりますよね。

まあ、I.G.F.Aに申請をしないとしても、「このラインは○○ポンド以内の引っぱり加重で必ず切断されます」という表記はその製品の規格を正しく表しているという意味ではまったく問題ではありません。ある意味親切でマトモです。


■I.G.F.A CLASSではないライン

じゃあ、一方「I.G.F.A CLASS」の表示がないラインはと言えば、「その表記ポンド数で切れる保証がない」ということを意味します。

これってふと「???」ですが、言い換えると「一応○○lbと書いているけど本当はもっと強いかも知れない」ということです。

または「このラインは○○lbの重さに耐えられる可能性はあるよ」とした方があっさりしてますね。

そう、実際のところ「I.G.F.A CLASS」表示のないラインは、表示ポンド数以上に強いことがあります。

メーカーがなぜそんなことをするかと言えば、憶測ですが、それは「ラインの強度のサバを読んでいる」ということではないかと思うのです。

例えば、3lb表示の(I.G.F.A CLASS外)ラインがあったとして、それが実際には3.5lbほどの強さがあったとしましょう。

それを使ったユーザーは、「このラインは3lbだけど強いなあ!」と思いませんか?

そしてそのラインに信頼性を持つかも知れませんね。

まあ、大事を取って実際の強度よりも控えめなポンド数表記にしているとも言うことができますけどね。


■じゃあ、どっちのラインを選ぶか?

私の場合、強いて「I.G.F.A CLASS」表示のラインを選ぶことはありません。

まあ、使ってみようと思ったラインがたまたま「I.G.F.A CLASS」だったということはあるにせよ、「I.G.F.A CLASS」だから使うということはないです。

たまたまそれが「I.G.F.A CLASS」だったとしても、それは表示ポンド数以内に確実に切れるという覚悟をするだけですね。

なにせI.G.F.Aに記録申請するつもりはないし、ましてはなにせ管理釣り場で釣りをしているんですよそもそも。

それよか「I.G.F.A CLASS」表記のないラインを使えば、もしかしたら表示ポンド数よりも強い可能性があり、ある意味オトク感があるかも。

それに、「I.G.F.A CLASS」のラインであるためには、その規格管理のために何がしかのコストが乗っていると思えるのです。

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この記事へのコメント
めどうさん、こんにちは

そういえば '90頃って全部IGFAの表記があって各メーカーごとにアプローチが違ったことを思い出しました。
その頃は線径はほとんどのメーカーが同じで、バリバス=伸びないけど硬い、ダイリキ=しなやかだけど伸びる、東レ=もったり?で伸びる、なんて感じで各ライン特徴がありましたね。
強さに関しては いつも12lbを使っていました。
ところが'91に発売されたザウルスのバスザウルス(ベイト)を試した時 IGFAではないが、巻き癖が水につかるとスッと取れて伸びが少なくおまけに強い!切れない! と驚くような変化を感じました。
このラインがIGFAでないばかりに強くて、12→10lbに落とし、ラインも細く出来たのでそれ以降、IGFAのラインは好きではなくなりました(笑)
まあ、メーカー側が切り出しにくい「切れる強さ」をあえてIGFAが言ってくれているわけで、どちらかというと消費者側よりもメーカー側に対する助け舟に見えます。

三ツ木左右衛門
2006年04月29日 20:52
>三ツ木左右衛門さん

そそ、IGFAでないラインなら、実使用時にはlb表示一段下のラインが使える可能性があるのがポイントになりますよね。

次回は「ラインの直径」に話行くことになりげですか・・・どーしよーかなー?

メドウ
2006年04月29日 22:06
私は最近 東レの生分解ライン フィールドメイト 4lb(1.5号)なんて極太のを使っております(笑) 多分管釣りでは常識外れ

山豊テグス ファメル スーパーソフト 4lb(0.8号)と見比べると同じ強さのラインには見えませんよ(笑)

三ツ木左右衛門
2006年04月29日 23:32
こんにちは!

フィールドメイトと言えば、ポンドの割にどうしても太いんですよね。

でも、生分解ということは三ツ木左右衛門さんの心意気を感じるなあ。

だって環境のこと考えない人がわざわざ選んで使うことはないですもん。

メドウ
2006年05月02日 23:37
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