ルアーのアクションの決め手（ビギナー編）

ルアーのアクションの「決め手」と言うか、今回は「決まり手」と言った方が良い記事。

ルアーというのは基本的にその完成段階でアクションが決まっていますよね。

しかし、ルアーそのものの設計以外に、そのアクションを決定する要素が他にもあります。

もちろん、釣り人の操作はありますが、それ以前にタックルとしてルアーのアクションを決定しているのは・・・

■それは竿

おしゃれに言えばそう、ロッドなのです

これって意外な盲点かも知れません。

さて、結論から書きますと・・・

「微弱な入力に対しても良く追従するチップの竿」はルアーがよく動きます。

スプーンもクランクもウォブリング幅が大きいです。

※ウォブリング
超簡単に言って、ケツの振り具合ね。

逆に、張りばかりが強くて微弱な入力に対してチップが追従しにくい竿は、ルアーのアクションが小さくなります。

ここで２種類の竿の説明をしましたが、これが一口に柔らかい竿、硬い竿ということではありません。

「またまたぁ、脳内的に考えた話じゃないの？」

と思われるかも知れませんが、これは単に現場での観察結果です。
（いやオレはマジ現場主義だし、だって釣りってそうでしょ）

いや、ことによってはギョっとするほどの差が出ることもありますよ、ルアーによっては。

「いやまた細かいことを言うヤツだなあー」と思われるだろーなー。

でもね、そこにあるスプーンを見てみましょうや。

同じような形、ウエイト、カラーでも違う品物だと釣果に差が出ることってあるでしょ。

だからして同じカラー、ウエイトでも何種類かの銘柄を使い分けるベテランだっていますよね。

こんなの釣りを知らない人が見たらみんな同じスプーンに見えると思いますよ。

それでも人間の目ではわからないほどの差が魚にわかって釣果に差がでる事があるのです。

しかし、今私が書いている、「ロッドで変わるルアーのアクション」は人間の目で見ても差があるほどですよ。

はっきり言って、スプーンの銘柄によるアクションの違いよりも、ことによってはロッドによる違いの方が大きいことがあるくらいなんだから。


■ゴルゴ釣法でも同じ結果

ロッドによってルアーのアクションが変わると言えば、それはリトリーブするラインとロッドに角度がついている場合だけに言えるように思えますよね。

これだとロッドのチップがダイレクトにラインのテンションを受けますので。

ところがです、ラインとロッドを一直線に構える「ゴルゴ持ち」でも同じ結果。

やはりロッドによってルアーのアクションが異なります。

これねえ、すっと理解できなかったですけど、いわゆる「糸電話状態」ですね。

ラインの先ではルアーが振動してて、反対側はロッドのチップ。ラインを伝わる振動には縦波、横波様々でしょうが、結局はやはりロッドチップという弾性体がそれを受けてます。

となると、ルアーの動きに違いが出ても無理もないか。


ところで、前述しました２種類のロッド、ざっくり分けると前者がグラス、後者がカーボンです。

ただし、それぞれの素材の中でも竿によって様々な結果を持っているでしょう。


■どちらが釣れるのか？

これについては答えはありません。

そのときの魚が気に入ったアクションの方が釣れるのでしょう。

ただし、今自分が引いているそのルアーのアクションは、設計者が想い描いたアクションとは異なる可能性が竿の種類だけあるのかも知れません。

※当然、使用するラインの太さは基本的にルアーのアクションを決める要素です。こちらは皆さんお気づきですよね。

僕は、やっぱアクションが大きくなるグラスロッドが好きだけど。ゆっくり引いてもアクションするからね。

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