以前の記事で「グラスロッドの不思議」を書きました。

今回の話題はカーボンロッド。

その昔、カーボンロッドはまるで「バンブーのような・・」というふれこみで世間に登場してきたことを前にも書きましたが、今回はそのカーボンロッドの事を少し書いてみます。

何の訳にも立たない駄文だと思いますケド。

実は、今私が管理釣り場で主に使うロッドはグラスなのですが、それ以前は他の釣りではカーボンがほとんどで、1/10程度がぎりぎりグラスでした。

そこでふたたびカーボンロッドが「バンブーロッド」に代わる使い心地か？

という問いに対しては、確かにものによってはバンブーを彷彿とさせる竿もあるなあという気はしています。（やっぱ今でもグラスよりカーボンの方が）

しかしまあ、どっちが「良い」とはすでに言えないとは思うのですけどね。

ところで、生まれて初めてUFMウエダのカーボンロッドで魚を掛けたとき、それはまあ最高のアクションを有する竿だと思ったことがあります。

これって、ガキの頃に親父の六角ザオ（バンブーのね）を借りて魚を釣ったときの感触を思い出しました。

UFMウエダのカーボンロッドの一部には、カーボン独特の張り、感度だけでなくて、すごいタメの効くというか、踏ん張りと粘着というか・・・なんとも一口に表現できないデザインがなされている物があると思えます。

（全部の製品を知っているわけでないので・・・）

そしてことによってはグラスが持っているようなショックアブソーバー的な要素まで兼ね備えているので驚くばかりだったと思います。

まあ、カーボンと一口に言っても単に１種類のカーボンだけでなく、トン数の異なる複合的な設計がなされており、竿としてその釣りに必要なアクションを研究した結果なのだと思えます。（更にはボロンやグラスまでも複合させて）

この意味で言うと、今でもグラスよりかカーボンの方がよりバンブーに近いニュアンスを出している竿が多いように思います。（重さは極度に違うんだけど）

が、しかし、カーボンの普及クラスの竿だと、そのアクションは単に投げれて、曲がるってだけという感じで「これでも釣り竿か？」と思うような物も少なくないように思われます。

それから、今はすでに、カーボン＋グラスのような作りをすることもあり、ひとくちにカーボンロッド、グラスロッドと呼べないケースも多いですね。

いや、今思い出しましたが、私がガキの頃に振っていたグラス製のフライロッドはそれでもやたらバンブー臭い物もあったなあ。今のグラスよりもよほど軽い物もあったような・・・

あのフライロッド、何度かの引っ越しにまぎれてどっかへいっちゃった。
白いロッドだったなあ、アメリカ製の。

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