（管理釣り場議術編）

トップの季節がまいりました！

浮きモノルアーに飛び出すトラウトを見て釣るのはスリリングですね。

ところで、トップ系のルアーの合わせは一応「遅め」が基本。

合わせのタイミングが早すぎると魚が乗りません。一般的にはロッドに魚の重みを感じてから合わせる方が良いと言われています。

（ことによってはちょっとした巻き合わせでソフトなラインテンションを作っておくこともありか）

しかし、そもそもなんでトップの場合だけ合わせが早くなりがちなのだろう？

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そりゃまあ、トップの場合トラウトがプラグにアタックした瞬間が見えてますんで、反射的に合わせてしまいますよ。反射神経が良いほどに。そしてちょっとだけ合わせということに慣れてきたころは。

終わり。

いや、ちょっと待てよ・・

ロッドにトラウトの重さを感じるまで待つというのは、けっこうな待ち時間がありますよ。慣れていないと掛けたくてウズウズします。

この「待ち」は要するに半分くらいは向こう合わせを待つことに他なりません。

これってある意味は乗せの釣りなんですね。

もう一度書きますが・・・

水面でトラウトのバイトの瞬間を見てから、ロッドでトラウトの重さがわかるまでってけっこう時間がありますよ。

まあ、感度の良いロッドであれば、トラウトの重さを感じるまでにラインの向こうで何かが起こっているのはわかるでしょうが、それでも目で見るバイトの瞬間よりも十分に後のことです。

そこで疑問なのが、以前にも書きました「掛けの釣り」。

参考ページ「掛けの釣りってなんじゃ？」

ロッドにまで出るアタリは、それはバイトの瞬間よりもっと後のことだろうという話題です。

もしもロッドに出るアタリで掛けているのなら、それは実際には半分くらいは乗ってから掛けてないか？ということなんです。

これならほおっておいてもほとんど釣れてる状態なのではと。

ロッドにアタリが出てほとんど乗りかけで合わせているのなら、そりゃトップの遅合わせと実質的にたいした違いがありゃしませんよ。


■トラウトは２度くわえる

とりあえずトップに話を戻しますが、トップの場合の待ちは、トラウトがしっかりプラグを持って行くのを強いて待つという釣りですね。

トラウトが何かにバイトするとき、バイトする相手が十分に小さいときはひと口でパクッ、です。特にフライなんかがそれに当たりますね。

ところが大きめな物体にバイトするときは、食い直しということをしているように見えます。

とにかく口で捕まえ、その後に飲み込もうとしてしっかりかみ直す。そんな感じですね。

まあ、ルアーの場合、最初に口で捕まえた段階でフックアップしてしまうこともあるのですが、ことにプラグのように細長かったりする物では、最初のバイトでフックに触らず、後の食い直しでしっかりフックが口に入るというパターンがありげです。

ま、それもあってかトップは遅合わせ有利と言えそうなのですが、ことに、浮力が強いルアーでは、最初のバイトが不完全で、食い直しによってフックアップ可能なバイトになるということもありげです。

だからトップは最初の不完全バイトで合わせるなと・・

あ、でも２回にわけてバイトするんじゃなくて、あくまで一旦口にくわえている物を改めてきっちりくわえ直すという感じですよ。

私の見た感じでは、最初にバイトしてから反転しながら、または反転後に食い直しをしているように見えます。（錯覚かもしれませんが）

ただし、これはかなり食い気のあるトラウトの場合かな。

スロービデオで見たいもんです。

ちなみにトラウト用のトップウォータープラグはこんなのがあります。

■Ｋ’ｓＬＡＢＯ エリート　デカムシ
■スカジットデザインズ　チョコペン
■ストーム　ホッパーポッパー
■タックルハウス　ｅｌｆｉｎ　プラティ
■ティムコ　トリックトラウト　タイニーノイジー
■ティムコ　トリックトラウトペンシル