今日は管理釣り場とは直接関係ないかもの話題。
ナチュラムのフォトラバネタ、10年物の逸品についてです。


▲これは16年前、シドニーで購入したビクトリノックス社のスーパーバイザーというタイプの万能ナイフだ。

16年前、会社員を辞めてオーストラリアのシドニーに渡った。

トランク１個だけしか持たず、１年ほどの滞在。下宿、または1軒の家を数人で使う共同生活をしていた。

ところがその家、歩いて３分の所が海岸。釣りをしないわけにはいきません。

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シドニーという街は海にくっついており、そこいらじゅうが海岸線。しかし釣り人というのをほとんど見なかった。

家のそばの「海」でも何が釣れるのかわからなかったが、とりあえず6fのロッドとリール、それにいくつかのルアーを購入した。

いや、まあ釣れるんですよ。誰もいないでスレてないから。

最も釣れたのはコチですね。50〜60cmはあたりまえ。

スプーンでヒットさせることができました。

もしかするとオーストラリアの法律では50〜60cmのコチはリリースサイズだったかも。たしかキスは25cmでもリリースサイズ。日本では信じられませんケド。

チャイナタウンへ行って醤油やショウガを買ってきて煮付けを作ったりしました。
（ちなみに、現地の人（外人さんね）は醤油のことを通称「キッコマン」と呼んでいた）

しかし、今からすると高級魚と言われるコチの食い方を知らなかったのですね＞オレ

そんなこんなで、ちょっと滞在が長くなるので身の回り品として工具類が欲しくなったときに思いついたのがビクトリノックスのナイフ。

ドライバー各種や小さなペンチ、ドリル、もちろんナイフの数種類がひとつの道具にまとめられているのだ。

トランク一つで一年暮らす海外生活では、釣り具のメンテから、釣った魚をさばくのから何からこのビクトリノックスが大変重宝した。

日本へ戻ってからもこのナイフはいつも僕のかたわらにある。どんな釣りにも連れて行き、もちろん管理釣り場にだって、そして家ではこのパソコンに向かってさえ手の届くところにある。

僕にとってはもうあたりまえの存在で、10年とか16年とか使い続けてきたという感覚もなくなっている。

うん、自慢の逸品ということもない。ただひたすら普通に役立ち、ちょっとしたことでいつもすぐに登場する相棒。これが僕のビクトリノックス。

使い始めて16年たったけどサビのひとつも出ていない。