カーディナル33のハンドルノブは一種独特な形をしていますよね。

このノブはちょっとクラシカルな雰囲気があり、リール全体のデザインの中で「お、こう来ましたか」と思わせるものがあります。



ところでこのノブ、ちょっとガタつき（遊び）が大きいと思いませんか？

ハンドルの回しごこちは「シルキー」と言われるのですが、ハンドルノブのガタはちょいと気になりますね。今回の話題はこのガタを簡単な方法で軽減しようといいうことです。

このガタの原因は、ノブの軸が通る穴が軸の太さに比べて余裕あり過ぎと思われます。簡単に言えば穴の方が大きすぎ。

対策の原理としては穴をちょうど良いサイズに小さくするか、軸を太くして遊びを減らすことになります。

簡単に行なうには、薄いフィルム状のプラスチックシートを丸めてノブ軸に巻き付け、遊びを減らすといった方法が良いでしょう。

もっと簡単にするには、プラスチックシートを短冊状に切ったものを詰め込むだけでもだいぶ遊びを減らすことができます。

プラスチックシートは、コンビニ弁当（ハンバーグ弁当などが良い）のフタの裏側についている透明なフィルムがちょうど使いやすいです。また、ことによってはコンビニ弁当のフタ自体でも使えるかも知れません。ま、このようなプラシートであればそこいらを探すと出てきそうでしょ。

私の場合はノブ軸に半周も巻かない程度の短冊形プラシートでだいたいちょうどよくなりました。

各自がご使用のプラシートの厚みなど様々だと思いますので、どれくらいの幅にするとちょうど良いのか調整してみてください。

それから、私が持っている復刻版のカーディナル33は、新品状態でノブをはずしてみますとまったくグリスっ気もオイルっ気もありませんでした。分解して調整したついでに注油しておきましょう。

この件に関しても、取説ではオイル指定になっているのに新品状態でオイルが付いていないというのは腑に落ちない話なのですが。


アブガルシア カーディナル　３３【復刻版】

スペック、価格などの情報はこちら